この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第13章 地下アイドルの秘密 編 1-1
自分の部屋へ行こうと、大人が4人が横に並んで歩ける広さの階段を上っている時だった。

「舞風、おかえり」
爽やかな声が階段下から聞こえてくた。
それが誰なのかは分かっている。少し緊張しながら振り返ると、その声の主はいやらしい目で私を見つめている。
いや、正確に言えば聖杏学園の制服のミニスカートから伸びる私の脚とスカートの中を覗きこんでいるのだ。
それは今回が初めてではない。でも、最近は抗議するのも面倒くさく感じていた私は、早く部屋に戻って休みたくて、気が付かない振りをした。
「あっ、ただいま。遅くなっちゃった・・お腹ペコペコ、えへへ・・・」
「そうか、大変だったな。夕食を温めさせて食べるといい」
そう言いながらも、私の下半身にネットリとした視線を這わせている。
「うん、ありがとう。そうするね」
笑顔で返事をすると、残りの階段を上って自分の部屋に入った。
すぐにベッドに倒れ込む。ダンスのレッスンが大変で身体が痛い。このまま眠りたいけど、お腹は空いているし、シャワーも浴びたい。課題だって残っている。

あいつ・・・最後まで下から覗く様に見てた・・・
きっと今頃は、母の前で爽やかな笑顔を見せながら、頭の中で私の太腿やパンチラを思い浮かべているに違いなかった。
決して母の前では見せない、いやらしい目。それに気が付いたときには、母と私はもう引き返せない状況だった。

母があいつと再婚し、この豪邸に引っ越してきてから私を見る眼つきが変わってきたのだ。
それを相談しようと思っても、出来なかった。
私の為にまたアパート暮しに戻り、睡眠時間以外は働いていた、あの状況に母を戻したくなかった。
それに、成績の良かった私は、進学校の私立の聖杏学園に入学をしたかった。でも当然そんなお金は無い。それが、母の再婚で何不自由なく暮らせ、進学もできるようになった。
そんな生活を手放せなかった。

それを知っているのか、あいつの行動は最近大胆になっている。
いつか無理矢理・・・そんな不安が無いと言ったらうそになる。
それにこの家自体、何か変だった。気のせいかもしれないけど、1人でいても時々誰かに見られている様な気がする時がある。
でも、本当に気のせいかもしれない。
考え出すとキリが無かった。

ノロノロと起き上がり、制服を脱ごうとしてやめた。
あいつは聖杏学園のこの制服がお気に入りだった。
/909ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ