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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第13章 地下アイドルの秘密 編 1-1
1週間はあっという間に過ぎていき、私と夏妃はマネージャーから指定された高級ホテルの中を部屋に向かって、廊下を歩いていた。
わずかに聞き取れる音楽が流れる廊下は、間接照明が少なめの明かりを灯し落ち着いた雰囲気を作っている。誰ともすれ違うことなく部屋の前まで来られて、私はホッとしながら、夏妃がノックするのを見ていた。
彼女が緊張しているのが分かる。でも、私はもっと表情が強張っているはずだった。
口の中が乾いて仕方がない。
どんな人達が待っているのか、いまさら心配しても遅いけれど不安だった。

「・・・どうぞ」
しばらくしてから明るい声で返事があり、すぐにドアが内側に開いていった。
ドアを押えて立っている男の人の前を通り部屋の奥へ進む夏妃の後に着いて行く。
失礼します、と言って部屋に入った時から顔を上げられない。自分の足元を見ながら立ち続けた。
「ほら、そんな緊張していないでソファに座りなよ」
ドアを開けていた男の人が、後ろから私と夏妃の肩に手をかけてきた。ドキッとしながらも座って姿勢を正し、顔を上げて初めてどんな人たちか確認できた。
それは相手も同じだったらしく、向かいの1人用のソファに座っている高級そうなスーツを着た人が声をあげた。
「ふ~ん・・・ステージで歌っている時より幼く見えるな」
「そうですね。すっぴんに近いからかな?名前とそれから年はいくつなの?」
質問してきたのは、肩に手をかけてきた男の人で、ジーンズに白いシャツとラフな格好をしている。
「はい、夏妃(なつき)と言います。18歳です」
「私は舞風(まふ)と言います。16歳です」

こんなこと知っているはずなのに・・・
そう思いながら笑顔を向けてあげても、答えにはたいして反応もせず軽く頷いているだけだった。

「今日はどうして呼ばれたのか、マネージャーさんから聞いているかな?」
スーツを着ている人が夏妃をじっと見つめて聞いてきた。
この人は最初から、彼女の身体に下から上まで何度も視線を這わせている。お気に入りなのが良く分かる。
膝丈のワンピースでも、座っているからそれなりに夏妃の太腿は露出している。スカートの奥まで覗き込もうとする様な視線が、ねっとりとしていた。
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