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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第13章 地下アイドルの秘密 編 1-1
「私達が歌っているところをビデオでご覧になられて、興味を持って頂いた。そう聞かされています。優勝を狙っている私達に声をかけて頂いてありがとうございます。練習は頑張ってしていますけど、まだまだ私達には足りないものがある様な気がしています。こうしてお会いしてくださって励みになります」
私は息を呑んだ。身体が固まる。
抱かれる見返りに優勝をさせて欲しいと、言っているのが私でも分かった。
こんなことが言えるなんて・・・夏妃、これが初めてじゃないよね・・・

部屋の雰囲気が変わった気がした。
おっ!と少し驚いた表情を浮かべた後、さらに目つきがいやらしくなったスーツを着た人が
嬉しそうに話す。
「ほう・・・流石にリーダーだ、しっかりしているな。そうか。それなら話は早い。確かに私達は君たちがどれくらい頑張っているのか、優勝するのにふさわしいパフォーマンスを見せられるのか、じっくりと確認したくて呼んだんだよ」
「優勝を争えるようなパフォーマンスが出来なかったら、いくら私達でもどうしようもないからね」
ラフな格好の男の人の言葉で、スーツを着た人が何度も頷く。
「それじゃ、この後は個別に面接、でいいですね部長?」
私の事をじっと見つめながら、仕事の話の様な口ぶりで話す。
この人が、私を舐める様に見つめているのは気が付いていた。
ノースリーブのニットとミニスカートから露出している腕と脚に何度も視線を往復させている。ニットは身体にピッタリとフィットしているから、正直に大きさを表現している胸の膨らみにも視線を送っていた。

「それじゃ、舞風ちゃんはこっちにおいで」
素早く立ち上がり、私の手を握るとベッドルームへと歩き出す。
夏妃もスーツの人に手を引かれ、反対側にあるもう一つのベッドルームへと連れて行かれる。振り返って彼女の姿を追うと、ドアが閉まる直前に目が合った。
笑顔ではない。でも悲しい顔でもない。その中間の微妙な表情。
私の表情は夏妃にはどう映ったんだろう・・・

ドアを締めると私をベッドサイドまで連れていき、両肩に手を置いて顔を覗き込んできた。
心臓がドキドキしている。
「緊張してるね。まあ落ち着いていられるよりずっとそそられるけど」
一度目を合わせただけで私は俯いていた。
今風のイケメンではないけれど綺麗な二重の目が印象的で、若かったころはそれなりにモテたんだろうな、と思った。
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