この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第13章 地下アイドルの秘密 編 1-1
私の右肩に左手を乗せたまま、右手で軽くウェーブのかかった髪を優しく撫でてくる。
指に絡ませたり、毛先を持って喉をくすぐって、悪戯される。
いきなりそんな事をされて、俯いたままクスッと笑ってしまうと、それだ、と呟いた。
「その自然な笑顔が一番似合うよ。隣の部屋でしていた作り笑いは、それがバレない様にもっと練習した方が良いね」
そう言った後も、更にくすぐってくる。
笑いを堪えたくても我慢できない。少し声をあげて笑ってしまい、慌てて口を押えて上目づかいに見つめ、止めてくださいと目で訴える。
「いい表情だ。ところで俺は舞風ちゃんのことはそれなりに調べたけど、俺の事は何か知ってるのかな?」
「・・・はい」
相変わらず顔の位置が近い。顔を上げたまま答えた。
「審査委員長をされる尾崎さん。いくつかのアイドルグループのプロデュースをされていたこともあって、過去には新人賞を受賞したグループもありました。ただ、その内の1人と噂になったこともあって、今は主にイベント関係のお仕事をされています」
マネージャーから聞かされていた内の一部を話している間も、20cm程の距離からじっと見つめられていて、私は頬が熱くなってくるのを感じていた。
尾崎さんは目を細めて、声は出さずに笑っている。

「なるほど・・・、お互いに調査済みってところか。まあ、昔の話だけどその通りだよ。面白そうなグループだな、ファータフィオーレは。ところで舞風ちゃんは、ハーフなのかな?」
「違います・・・」
髪を悪戯していた右手が、いきなり顔に触れてきた。
指先が頬や顎をつつっと触っていく。
ゾクゾクする感触が首筋や肩に伝わっていった。ビクつく身体の反応を尾崎さんはきっと気が付いている。
こんなことされるの、初めて・・・何でゾクゾクしちゃうの・・・
「うっ!」
急に左耳を触られて声が出てしまう。顔を振って逃げようとしても耳を悪戯され続ける。
「いやっ・・・あっ・・・」
「そうなんだ。ついハーフかなって思ってしまうルックスだよね。それにクールなイメージ
が重なって、舞風ちゃんは良い素材だと思うよ」
普通に話しながら、右手の指で耳の穴をくすぐる様に刺激される。
右肩を掴まれているから大きく身体を捩れない。初めての刺激が耳から腰にビビッと伝わり、重怠い感覚に腰をくねらせてしまう。
/909ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ