この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第13章 地下アイドルの秘密 編 1-1
「うん。でも、今は本番の事だけ考えて!いつものパフォーマンスが出来れ
ば優勝だって狙えるはずだから。メンバーみんな涼奈の事、信じてるからね!」
「うん、分ったよ。おねえ・・・ちゃん。きゃっ、嬉しい!」
「ちょっと近いってば!」
ハグと言うより抱きつく私を、愛美さんも照れながら抱き締めてくれます。
これで本番も頑張れる、そう思いました。
メンバーだけでなく、お姉さんも傍にいてくれるのなら練習以上の結果を出せる
かもしれない。テンションはグングン上がっていくのでした。

「いこう、おねえちゃん!まだ練習する時間があるよ」
「・・・そうだね、がんばろっ、涼奈。信じてるからね」
「はい!」

想像もしていなかった展開に、でも私は身体が軽く感じるほどうれしさで一杯で
した。
先に練習していた夏妃さん達に合流すると、みんなホッとした顔をしています。
「遅くなってしまってごめんなさい。でも、私もう大丈夫ですから。頑張ります
から!」
「涼奈ちゃん元気になってる!良かった!」心瑠が抱きついてくれました。
「それじゃ、最初から通しでやるよ!」夏妃さんも笑顔です。

心配をかけてしまったことを反省しつつ本番の積りで練習すれば、私の気持ちの
変化は正直に結果に現れます。外なので大勢の人達に見られても、気にすること
が無くなりました。自分の為、グループの為、そして何よりお姉さんに褒めても
らいたい、その気持ちが歌とダンスを積極的にしてくれます。
練習の時よりも息が合ってきたダンスに十分満足して練習を終えると、見ていた
他のアイドルグループからも拍手が貰えたくらいでした。
後は本番を待つだけです。
このコンテストは1曲勝負。
他のグループの様子は良く分かりません、自分たちの事を信じて頑張るしかあり
ませんでした。

「それでは次のグループは・・・ファータフィオーレです。曲は・・・」
紹介された私達は、笑顔と共に光りの中へ駆けだしました。
スローテンポで始まった曲が急にアップテンポになったところから、私のソロが
始まります。
リハでは失敗したところも問題なく歌えると、後はリズムに乗って歌もダンスも
客席を盛り上げようとアピール出来るほど、余裕が出てきます。
それは他のメンバーにも広がって、いい意味でライブの時のノリが出てきます。
この曲から取り入れたハモる部分も綺麗に出来ました。
/909ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ