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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第13章 地下アイドルの秘密 編 1-1
相手は営業部の責任者だけあって、話が上手く聞き上手でもあった。私を笑わせることも抜かりない。お世辞だと分かっていても女の子が嬉しくなる事を照れることなく言ってくれる。

楽しい雰囲気の中、そのままの流れで撮影に入った。
「それでは、まず自己紹介をお願いします。時間は30秒で。はい、どうぞ」
「はい、こんにちは。私は愛美、と言います。アイドルグループのファータフィオーレでCDデビューをしました。曲は・・・・」

自己紹介を時間に制限がある状態でキッチリとする。そのこと自体は今までの経験と練習でこなすことが出来る。
オーディションを受け続けたことやマネージャーからの指導で、30秒や1分だけでなく、一言で、と言った場合でも対応できるようにはしてあった。

「・・・歌やダンスだけでなくビジュアルでも皆さんに注目してもらえるように頑張っていきます。目を離さないで注目していてくださいね。ありがとうございました」
「えっ?凄いね!・・・」
レンズの向こうから、佐伯さんが驚いた顔を覗かせる。
「30秒ピッタリです。いや、驚いたなこれは。練習をしてあるんだよね?」
「はい。別の時間でもできます。やりましょうか?」
「・・・いや、いいです・・・」
佐伯さんは悪戯っぽい目をして、ワザとそっけなく断わった。
「え~もっと自己紹介させてください!佐伯さん!」
私も自然に笑い声がでてしまう。佐伯さんはそんな私の笑顔を褒めてくれる。
「うん、もうすっかり緊張が解れて素敵な笑顔をしてくれるようになったね」
そう言って、また照れさせてから質問を始める。
どの質問も当たり障りのないものだったけれど、それが私の今日のファッションのことになるとちょっとHなものに変わっていった。

「そのワンピース、良く似合ってるね。お嬢様風って感じだけど・・・」
「えっそうですか?ありがとうございます」
「立ち上がって良く見せてください」
佐伯さんはカメラを手持ちに変えて近づいてきた。
「は、はい」
私は立ち上がってカメラ目線で微笑んだ。そんな私を佐伯さんは顔から脚先までレンズを向けて、舐めるように撮っていく。
「フェミニン、だけど子供っぽくならないのは、膨らみと括れがクッキリとシルエットに出る女性らしいスタイルをしているからだね」
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