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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第16章 ストーカー(僕の彼女)編 1-1
二の腕の動きは、乳首の位置を探るように、その辺りを執拗に刺激し
てきた。想像もしていなかった事態に拒否する反応が出来ない。
「あ、あの・・・んっ・・・あ~ん、してください・・・」
服の上から擦られているだけなのに、切ない声になってしまう。普通の
言い方が出来ない。
スプーンを持った右手と、こぼれないように添えている左手をプルプル
震わせながら上げ続け、お願いをする。でも短髪の御主人様は唇を閉じ
たままだ。

「御主人、さまぁ・・・」
自分でも恥ずかしいくらいの甘えた声が出てしまう。上げ続けている両
手がますます震え始めた。そんな私を見てようやく唇を開いて食べてく
れる。
しかし、ホッとする間もなく、左側の長髪の御主人様にも食べさせてあ
げないといけなかった。スプーンにすくったオムライスを唇に近づける
と、左の胸の膨らみにすぐ手が伸びてきた。
それも遠慮がちに、ではなく右手の手の平で膨らみの形を確かめるよう
に撫でてくる。
まさかの出来事に、息が止まる。唇を噛んで首を横に振っても止めてく
れなかった。そして乳首の位置を確かめるように動いていた指先に、す
ぐに場所を特定されてしまう。
指先が一点をクルクルと回すように動いてくる。背中を押されていて今
度も逃げられない。
「あ、・・・あ~ん、して・・・んっ、くだ・・・ください」
やだ・・・。感じてる。・・・気持ちいい、かも・・・
Bまでの経験はあった。でも今のこの感じ方は経験が無かった。
相手が御主人様だから?、見られたら恥ずかしい場所だから?・・・
そんな言い訳を考えることも、すぐに出来なくなった。
左胸だけでなく、右胸が後ろから揉まれ始めたから。
「かぐやちゃん、しっかり感じちゃってる。お触り禁止って言ってたの
に」
短髪の御主人様が、息を吐くような掠れた声で耳元に囁いた。うなじか
ら肩、そしてあそこまでムズムズする電流が走る。
「ぁん・・・あっ・・・」
身体が正直に反応している。左右の胸を別々の手で好きなように揉まれ
て、服の上からなのに抗えない気持ちよさの波に押し流されていく。
頭では、これ以上はだめ、そう思っても何もできない。
「かぐやちゃんも気持ちいいこと、大好きじゃん。俺たちと同じだね」
長髪の御主人様にも耳元で囁かれて、また喘いでしまう。
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