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ビューティーサロン『マキ』
第10章 『ボディーチェック』
日曜日。
少し早めに『ビューティーサロン マキ』に着いた。

「いらっしゃいませ。お待ちしておりました。」

ゆきさんが笑う。

「こんにちは。」
あたしは少し照れる。

ドアがガチャっと開き、

「いやーー、栗瀬さん、今日もお美しい!!」
張りのある大きな声。

真木院長だ。

ガッシリした体型で180cmくらいあるだろうか。

小柄なあたしからしたら 山くらい大きい。

「こ、、、こんにちは」

なんか圧倒されちゃう、

「さあ、まいさん、カウンセリングルームに行きましよ。」

女学生が、先生から逃れるように
ゆきさんは あたしの手を引いた。
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