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Dreams come true
第2章 夢は叶う・・
「この際だから言いたい事言ってもいいよね?
高校卒業まで一緒にきたけどとうとう別々の学校へ通うんだもん。
それぞれの新しい道に進むんだもん・・」
私の語尾は立ちのぼる煙りのように揺らいだ。
「言いたい事って、なんだよ」
私に合わせるように、大樹の声も薄っぺらだった。
眼を合わせてみると、穏やかで、優しくて、
私のすべてを許してくれているような柔らかさが瞳の奥に見えた気がした。
それを見て私は、素直になろうと決めた。
「私・・大樹のこと、ずっと好きだった。もちろん男として。
中学になって、異性っていうのを意識しだしてから・・
大樹は私の片想いの相手になった・・」
大樹は黙っていた。
茶化したり照れたりもせず、続きを聴くために黙って頷いていた。
高校卒業まで一緒にきたけどとうとう別々の学校へ通うんだもん。
それぞれの新しい道に進むんだもん・・」
私の語尾は立ちのぼる煙りのように揺らいだ。
「言いたい事って、なんだよ」
私に合わせるように、大樹の声も薄っぺらだった。
眼を合わせてみると、穏やかで、優しくて、
私のすべてを許してくれているような柔らかさが瞳の奥に見えた気がした。
それを見て私は、素直になろうと決めた。
「私・・大樹のこと、ずっと好きだった。もちろん男として。
中学になって、異性っていうのを意識しだしてから・・
大樹は私の片想いの相手になった・・」
大樹は黙っていた。
茶化したり照れたりもせず、続きを聴くために黙って頷いていた。