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Dreams come true
第2章 夢は叶う・・
私は、中学に入る頃には大樹のことをひとりの男の子として見始めていた。
それまでは並んでいても身長に大差なかったのが、
中学になるとどんどん大樹のほうが背が伸びていって、どんどん男っぽくなっていって。
女子のほうがオマセだから、そういう変化に敏感だった。
そこに気づいてから、気持ちはどんどん引き込まれていった。
いつのまにか、大樹を男として好きになっていた・・
大樹がまた、大きくため息をついた。
「夢から覚めた時、沙理奈が女だったってことに気がついたんだ・・」
「ちょっと!私生まれた時から女だよ!そんな事、わかってたでしょ・・」
「そういうことじゃなくって・・気持ち的に性別不明だった沙理奈が、
はっきりと女性になったんだよ、オレの中で」
大樹が空を見上げる。
私もつられて空を見る。
色はすっかり紺色になっていた。
それまでは並んでいても身長に大差なかったのが、
中学になるとどんどん大樹のほうが背が伸びていって、どんどん男っぽくなっていって。
女子のほうがオマセだから、そういう変化に敏感だった。
そこに気づいてから、気持ちはどんどん引き込まれていった。
いつのまにか、大樹を男として好きになっていた・・
大樹がまた、大きくため息をついた。
「夢から覚めた時、沙理奈が女だったってことに気がついたんだ・・」
「ちょっと!私生まれた時から女だよ!そんな事、わかってたでしょ・・」
「そういうことじゃなくって・・気持ち的に性別不明だった沙理奈が、
はっきりと女性になったんだよ、オレの中で」
大樹が空を見上げる。
私もつられて空を見る。
色はすっかり紺色になっていた。