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Dreams come true
第2章 夢は叶う・・
「だって・・私は大樹をずっと好きだったんだもん。
どんなことがきっかけでも私とおんなじ気持ちになってくれたんだもん、
嬉しくって泣きそうだよ」
そう言っておきながら、私は甲高い声をあげて笑った。
でも・・どうして女ってすぐに現実に戻れるんだろう?
もうすぐ咲き乱れる桜の様な色に包まれていたのもつかの間。
一番大事なことを思いだしてしまった。
「あ・・でも・・大樹彼女いたんだったね。後輩の・・麻里ちゃん・・」
「・・別れたんだよ」
「えっ?いつ、いつ別れたの?私聞いてないよ・・いつよ?」
なんでも私に話してくれるのに、そんな大事なこと、私に教えてくれなかったなんて・・
「だって・・おまえがつんけんしちゃったからさ、あの日。
一歩下がったって、怒っちゃって・・あの前の日に別れたんだ。
だから言うタイミング逃しちゃって」
「そうだったんだ・・」
「大学生と高校生のカップルなんて山ほどいるだろうけどさ、
やっぱり生活が全然違ってくるだろ。会えない時間のほうが多くなる。
そういうの嫌だって、麻里のほうからな・・」
どんなことがきっかけでも私とおんなじ気持ちになってくれたんだもん、
嬉しくって泣きそうだよ」
そう言っておきながら、私は甲高い声をあげて笑った。
でも・・どうして女ってすぐに現実に戻れるんだろう?
もうすぐ咲き乱れる桜の様な色に包まれていたのもつかの間。
一番大事なことを思いだしてしまった。
「あ・・でも・・大樹彼女いたんだったね。後輩の・・麻里ちゃん・・」
「・・別れたんだよ」
「えっ?いつ、いつ別れたの?私聞いてないよ・・いつよ?」
なんでも私に話してくれるのに、そんな大事なこと、私に教えてくれなかったなんて・・
「だって・・おまえがつんけんしちゃったからさ、あの日。
一歩下がったって、怒っちゃって・・あの前の日に別れたんだ。
だから言うタイミング逃しちゃって」
「そうだったんだ・・」
「大学生と高校生のカップルなんて山ほどいるだろうけどさ、
やっぱり生活が全然違ってくるだろ。会えない時間のほうが多くなる。
そういうの嫌だって、麻里のほうからな・・」