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変質者の手毬唄・珍田一耕助シリーズ
第10章 「第2の犠牲者」


「顔をあげてくださいよ先生」


「…」


「凛ちゃんでしょう?」



珍田一は驚いて顔をあげた


髪の毛と額には苔混じりの黒い泥が貼り付いている



「勝江さん…どうして…」


「うふふ…。小学校からの帰りに見ちまったんですよ…先生が蔵から出てくるところ」



勝江は一瞬、意地悪そうにニヤリと口角を上げた



「…そうだったんですか」


「先生には悪いと思ったんですけど、試したんです…」


「え…?」



勝江はゆっくりと立ち上がって珍田一から一歩離れた



「凛ちゃんの事、本気かどうか…」


「…すみません」


「なんで謝るんです?あたしはね…安心したんですよ」


「え…?」


「だって、凛ちゃんの事…本気で惚れたんでしょう?」


「…はい」


「あの子は本当に可哀想な子でした…。それを傍でずっと見てきたから…だから、あたし…嬉しいんですよ。」


「勝江さん…」


「珍田一先生…凛ちゃんの事、よろしくお願いしますね」


「…はい」



笑みを浮かべた勝江は、再び珍田一の傍らにしゃがむと耳元に唇を寄せて囁いた



「でもね、先生…凛ちゃんには内緒で、私の身体も時々慰めてくださいね…」



勝江の手が珍田一の股間に伸びてきて、男根を探り当てた



「あうっ…か、勝江さん…」


「うふふ…あたしの方は遊びで良いんですからね…」


「はい…」



勝江は珍田一の固くなった男根をゆっくりしごき始めた…



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