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H☆学園 高等部
第1章 入学のいきさつ。
遡ること、2週間前・・・



友里恵「あーあ、ついに中学も卒業しちゃったかー。美羽とは3年間同じクラスだったから寂しくなるねー」

美羽「ほんとほんと。友里恵と一緒だったから3年間楽しかったよ!」

友里恵「私もだよ~美羽~!!」


美羽は親友の友里恵と卒業記念にスパリゾートへ遊びに来ていた。
1年中南国気分を味わえる、水着で楽しむ屋内スパである。


美羽「友里恵はさ、県内1位の進学校なんてさすがだよね!勉強大変だと思うけど頑張って!!応援してる!!」

友里恵「ありがとう・・・でも、美羽もさ、本当は余裕で行けたじゃん・・・お父さんの借金さえなかったらさ・・・また一緒に通いたかったな・・・」

友里恵の目は少し涙で光っているように見えた。


美羽「そ、そんなこと言ってないで!進路は違っても、私たちはこれからも親友!それはずーっと変わらないんだから!」

友里恵「・・・うん、そうだよね!」



美羽の家は貧乏だった。

数か月前、父親が知り合いの連帯保証人になってしまったことがきっかけで借金を抱え、高校にも行けない経済状況になってしまったのだ。

もともと真面目で成績優秀、県内第一の進学校を友里恵と一緒に目指していたが、それも叶わなくなってしまったのだ。


友里恵「これからどうするか、決めたの?」

美羽「うーん・・・まだ。とりあえず今仕事探してるところなんだ。進学のことしか考えてなかったから、何がやりたいか分からなくって。そもそも中卒で雇ってくれるところがあるかどうか・・・」

友里恵「そっかー・・・

そうだ!美羽、グラビアやればいいじゃん!顔可愛いんだし、何よりそのおっぱい!Fカップだっけ!?少しは分けてよね~!」

美羽「もう!見ないでよ~!!これでも一応悩んでるんだからね!!」

友里恵「あーはいはい。贅沢な悩みだこと!」


ちなみに、友里恵の胸はAカップだ。

こういう状況になってしまったが、友里恵は美羽に引け目を感じることもなく、変に気を遣うわけでもなく、いたって普通に接してくれる。
それは友里恵の優しさなのだと美羽は分かっていたので、美羽も明るく、普段通りに振る舞っていた。



友里恵「ちょっとお手洗い行ってくるね!」

美羽「はいはーい」


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