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H☆学園 高等部
第7章 ●○放課後○●
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

2人は同時にイッてしまった。



美羽は今日、ついに大好きな理事長と初体験をした。

ことを終えた後の美羽は恥ずかしくて理事長の顔を見ることができず、ベッドにうずくまっている。
しかし初めてを理事長に捧げることができて、幸せを感じていた。


ちゅっ

そんな美羽のほっぺに、理事長は優しくキスをする。


理事長「落ち着いたら帰りなさい。寮の規則、厳しいだろう?」

美羽「は、はい・・・あの、ありがとうございました・・・///」
(って言っても、しばらく立てそうにないよぉ~!)



理事長「これでもう、安心して学園生活を送れるのかな。いろいろあると思うけど、明日からも頑張って過ごすんだよ。」


理事長はすばやく服を整え、何事もなかったかのように残っている学校関係の資料をまとめ始めた。
さっきまでの激甘でエッチな理事長が嘘のようだ。

切り替えの早さに、理事長と美羽は恋人同士ではなく、所詮と学園の責任者と生徒なのだということを痛感させられてしまった。



美羽「もう、大丈夫です。あの、理事長・・・」

理事長「なんだい?」

美羽「また、寂しくなったら・・・ここに来てもいいですか?」


理事長はふっと笑って、また美羽の頭を優しく撫でながら答える。

理事長「いつでもおいで。君以外に来る人はいないから、少し退屈していたんだ。」


まさかの返事だった。
もうここには来るなって言われるのかと、覚悟しながら聞いたのだから。


美羽「あ、ありがとうございます!シーツ、汚しちゃってすみませんでした!///それでは、失礼します!!!」


ガチャン


美羽は乱れた制服を整え、理事長室を後にした。




ふうーっとため息をつき、一旦ベッドに横たわる。


理事長「まいったな・・・今日はこのベッドで寝ないといけないのか。あの子の匂いが染みついた、このベッドで・・・」


ぼそっとつぶやくと、理事長は残った仕事の片づけに戻った。

さっきまでの熱がまだ残っている理事長室に1人残された理事長は、
少しでも仕事に没頭するしかなかった。
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