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第8章 剃毛

メデューが選んだ宿は、広くって、ベッドが２つ並んでいて、各部屋にお風呂が付いています。

服を着たままお風呂場に入って蛇口をひねると、温かいお湯が出て、ニーナはビックリします。

さすが都だ･･･
一体、どういう仕掛けなんだろう？
ニーナは疑問に思います。


「一緒にお風呂に入ろうね」
メデューが言いました。

「一緒にですか？！」
ニーナは驚いて尋ねます。

お風呂場の浴槽は小さく、２人が入ると窮屈そうです。

「女同士でしょ？　恥ずかしがることないわよ」
メデューはそう言って笑います。

ニーナは、なぜかその笑みの中に、拒むことの出来ない迫力のようなものを感じてしまいました。

「はい･･･」
ニーナは小さくうなずきます。