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止められなかった…
第14章 届かない叫び…
峻くんの手には配線をまとめるのに使う‘結束バンド’があった…


“…ちょっと…何する気…?”


“ん~?…コレで手首繋ぐに決まってんじゃん(笑)”


と言うと、私の体勢を無理矢理後ろ向きに変え、両手を後ろへ引っ張り‘結束バンド’で縛り上げ、一瞬で自由を奪った………


峻くんは、私の後ろから身体を押し付けてくる…


“あ~…。言い忘れてたケドさ、部屋に鍵閉めたし、勤務時間中は誰も来ないよ~。”


私に『諦めろ』とでも言いたいのか…
耳元に口を寄せ、ワザと囁く声で峻くんが言った…


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