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止められなかった…
第27章 我慢の限界…
週はじめの月曜日は、普段より追加作業が多い為、それぞれがテキパキと業務をこなす。

バタバタと仕事をしているうちに定時になり、雪さんは足早に帰って行った。

峻くんは何かしら仕事をしながら未だにデスクに居座っている。

残業時間が始まった。

孝さんが戻って来て直ぐ、居残っている峻くんへ声をかける。

“峻、早く帰れよ。仕事の邪魔だ”

その場の空気が淀む…

“あ~…俺やっときたい事あるんで。残業代いらね~し。文句ないでしょ?”

“オレが文句無くても、上は文句あんだろ?金払わねーで仕事させらんね~ってよ。ガタガタ抜かしてねーで早く帰れよ”

2人は数分間揉めていたか、ひょっこり顔を出した部長の一言で幕が下りる…

『残業届け出してないなら帰りなさい』

峻くんは、渋々帰って行った…



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