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あなたが教えてくれたこと
第7章 7
遼平は荒々しく紫遠を裸にすると抱き上げてベッドへ放り投げた。

「今日は紫遠の自由を奪うよ」
「え、でもっ」

縄で縛られたら肌に跡が残ってしまう。滅茶苦茶にして欲しいと言っておきながらすぐに戸惑ってしまう自分が情けなかった。
遼平はベッドの下から巨大なラップを取り出す。食品に使うものの五倍くらいある巨大なものだった。

「これは工業用などに使われるラップだ。これで紫遠の身体を束縛する」
「な、なにっ……怖いっ……」
「大丈夫。縄なら跡が残るけどこれならなんの痕跡も残らない。何より知識がない人間が縄で縛るよりもずっと安全だ」

そう言われても経験もないことはたやすく受け入れられない。
紫遠が戸惑ってる間に遼平は肩からラップを巻き付けていく。
引っ張れば簡単に破れる素材でも、三重程度に巻かれただけで驚くほど高度なものになっていった。

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