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あなたが教えてくれたこと
第1章 1
纏わり付くような感触が淫裂に塗られる。
すぐにはなんの変化も訪れないが、二十秒ほどで地獄が訪れた。

「あぁっ……痒いっ……」

ぞわぞわっと虫が蠢くような掻痒感が広がっていく。
掻き毟りたい衝動が精神を蝕んでいった。

しかしそんな時でも紫遠は極力堪える。
取り乱すことは恥だと刷り込まれたことは理屈などではなく、身に染みついていた。

「搔いてっ……搔いて下さいっ……」

無駄だとは知りつつも、ほんのひとかけらの慈悲に縋ってしまう。

「仕方ない奴だ」と呆れたように嗤い、正嗣が手を伸ばす。
しかし指は肝要なところではなく乳首を捕らえ、次の瞬間、躊躇いなくそれを指で潰した。

「うっ……」
「痛いか?」
「……は、はいっ」
「しかし痛みで痒さが紛れるだろう?」

冷静に指摘され、紫遠は初めて痒みが薄れたことに気付く。
掻痒感はもどかしい疼きくらいには抑えられていた。
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