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女医の診察日誌
第12章 訃報の後に
翌日の朝、彼女から電話が入り、葬儀の時間を伝えてきた、
その時に、夫の父親との話し合いで、喪主はその父親が務める
ことになったと教えてくれた。
勇次は不自然だと思い、聞いてみると、その父親が”理恵さん
はまだ若いので、これから先、まつりごとなどをさせるのは大
変で、そんな重たい十字架は背負わせられないし、息子の事は、
早く忘れて、自分の幸せだけを考えて、生きて行きなさい“と、
云われて、そのあとに、”四十九日の旅立ちが終わったら、お寺
さんへ行って、永代供養を頼むので、お墓は立てないよ” とも、
云ってくれたそうだった。
その時に、夫の父親との話し合いで、喪主はその父親が務める
ことになったと教えてくれた。
勇次は不自然だと思い、聞いてみると、その父親が”理恵さん
はまだ若いので、これから先、まつりごとなどをさせるのは大
変で、そんな重たい十字架は背負わせられないし、息子の事は、
早く忘れて、自分の幸せだけを考えて、生きて行きなさい“と、
云われて、そのあとに、”四十九日の旅立ちが終わったら、お寺
さんへ行って、永代供養を頼むので、お墓は立てないよ” とも、
云ってくれたそうだった。