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第13章 不倫の結末

「もぅ、勇ちゃんたら」

「理恵ちゃん、ちょっと待っててね」

　勇次はその日の為に用意していた、彼女へのプレゼントをと

りに、二階へと上がり、荷物の中から、二百万円で購入した、

小さな箱を取り出して、彼女の所へ戻ってきた。

「理恵ちゃん、これは僕の気持ちだから」

綺麗にラッピングされている、その箱を手渡したのである。

「えっ、これ何？ 指輪なの？ 嬉しい!!! 開けていい？」

「わ～っ、凄いわこれ、高そう・・・入れてくれるの？」

「あぁ、いいよ、どれどれ・・・おぅ、ピッタリだね？」

「嬉しいわ勇ちゃん、凄いわ，ありがとう、嬉しいわ」

「遅くなったけど、婚約の証だからね」

「ありがとう、思いがけなくて・・・素敵だわ、」

「それに、結婚指輪は、式の時に渡すからね」

　彼女は、ダイヤの指輪を左の薬指にして、涙目になり、喜び

を表現していた。