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第5章 天　使　№ 2

「そうじゃないよ、大好きになった君が、可愛くて少しでも良
くなってもらおうと、頑張っただけだよ、普段エッチしている
時は、相手も良くなるようにサービスするのが当たり前だと思
っているし、自分だけ良くなっても、それはオナニーと同じで、
楽しく無いと思うよ」
　
彼女を迎えに来て、乗り込んだ地点に差し掛かった時、

「あっ、着いたわ、此処で良いわ、有難う勇次さん」

「いや、こんな時間だし、マンションの駐車場迄送るから、
道順を教えてくれる？」

「申し訳ないわ、では・・・・・」

　勇次は、真由美が指示する通りに少し走り、マンションの駐

車場に着き、車から降りた彼女が、その建物の中に消えるまで、

見送り、その後自宅へと引き返して、長くて楽しみの多かった

一日に幕が下りたのだった。