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Vesica Pisces
第1章 太陽×静寂=99…
今もブリュノが彼にハグを求めているのを、メンバーはゲラゲラ笑うだけだ。

「ほら、さっさとスマホ!連絡先教えろって」

「いいの?!マジで?!」

トオルと認識した時点で連絡先の交換を拒まなかったのに、ブリュノは自身で自分の撮影した写真が使われたら交換すると勝手に心に決めていた。

アドレスに登録されたプライベートアドレスを何度も見返すブリュノ。

そのまま街のバーへと繰り出した。

「この後のスケジュールは?」

ソティリオがビールを傾ける。

「週末にモナコでイベントに出る」

「FMX?」

「そ、で、その後はアメリカでショーに二箇所出て、一旦帰ってまた撮影〜」

グイッとビールを煽って、身を乗り出して聞き入っているブリュノにべぇっと舌を出す。

「来んなよ?」

「それより、電話出ろよ?」

席に着いてから鳴りっぱなしのスマホを指される。

切れては鳴り、切れては鳴り、表示される名前は全て違う。

電話の切れ間には引っ切り無しのメール。

メールを開きたくても、電話に応答してしまう勢いだ。

それだけコンタクトを取りたがる人がいて、それだけの価値がある。

が、当の本人はそんな事もどこ吹く風でゆっくりビールを傾けて、甘い視線をかわしていた。
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