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禁煙チュウ
第9章 はじめて その2
宮田さんの手が、下からゆっくりと膨らみを持ち上げるように揉みあげる。
なんだかそれだけで胸が大きくなるような気がする。

宮田さんの手が胸に吸い付いてるみたい。
やわやわと指が動くたびに、じんわりと官能が呼び覚まされていくのを感じた。
「ん、ふ……はぁ……っ」
もうさっきみたいに混乱したりしない。
喜びが湧き上がってくるのを感じていた。

ゆっくり、宮田さんの親指が胸の先端を撫でた。
びくん、と背中に軽く力が入った。
弾みで宮田さんの硬くなった部分を、強く足が擦る。
「う……」
宮田さんが低く唸る。

目が合って、またふふふと笑った。
「なんか、むちゃくちゃ照れるわ……」
そう言うと宮田さんは再び体を入れ替えて、わたしを下に組み敷いた。
のしかかってくる重みももう怖くない。

首筋や胸の膨らみ始める辺りにキスの雨が降る。
今度は両手で胸を弄られる。
じわじわと官能を高めるように、指が先端を狙って登ってくる。

ふいにきゅっと摘ままれ、
「ぁんっ」と高い声が出た。
「可愛い」
すかざず宮田さんが耳元で囁く。

恥ずかしいけれど、もっと、と思ってしまう。
もっと、もっとして欲しい。
わたしのはじめてを、全部見てて欲しい。
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