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同棲中の彼とのセックスレスを解消したい!
第5章 糸口
あの若いカップルからアドバイスをもらった三日後。
わたしたちは彼女たちの言葉に素直に従い、インターネットショップで彼女のおすすめのものをいくつか買った。(ほんとうに細かくおしえてくれた。わたしたちは、最近の若い子の知識量に驚いた……。)
「なんだか緊張するね。開けてみるね」
わたしはノートパソコンを脇に置いて、彼が封を開けているところをじっと見ていた。
ドキドキする、というよりは、ついにきてしまったか、といった気持ちのほうが大きいように思った。
あの子たちの言葉に推され、購入してみたものの……わたしたちに使いこなせるのかしら。
はじめはわたしよりもずっとワクワクしているようには見えるけれど……。
箱に入っていたそれらはしっかりと包装されていて、中身が何かわからないようになっていた。それをはじめが丁寧に剥がしていく。
毒々しさすら感じさせる派手なパッケージが見えてくる。ブラックにショッキングピンク。
恥ずかしさから居心地の悪さを感じた。
「これ、外箱に入れてからこの箱に全部まとめて入れて保管しておくほうがいいよね。この外箱をふつうにゴミ袋に入れて捨てる勇気、ないや」
「そうね……」
そういうときは紙袋に入れてからゴミ袋に入れるのよ──と思ったものの、くちにはしなかった。
わたしたちは彼女たちの言葉に素直に従い、インターネットショップで彼女のおすすめのものをいくつか買った。(ほんとうに細かくおしえてくれた。わたしたちは、最近の若い子の知識量に驚いた……。)
「なんだか緊張するね。開けてみるね」
わたしはノートパソコンを脇に置いて、彼が封を開けているところをじっと見ていた。
ドキドキする、というよりは、ついにきてしまったか、といった気持ちのほうが大きいように思った。
あの子たちの言葉に推され、購入してみたものの……わたしたちに使いこなせるのかしら。
はじめはわたしよりもずっとワクワクしているようには見えるけれど……。
箱に入っていたそれらはしっかりと包装されていて、中身が何かわからないようになっていた。それをはじめが丁寧に剥がしていく。
毒々しさすら感じさせる派手なパッケージが見えてくる。ブラックにショッキングピンク。
恥ずかしさから居心地の悪さを感じた。
「これ、外箱に入れてからこの箱に全部まとめて入れて保管しておくほうがいいよね。この外箱をふつうにゴミ袋に入れて捨てる勇気、ないや」
「そうね……」
そういうときは紙袋に入れてからゴミ袋に入れるのよ──と思ったものの、くちにはしなかった。