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同棲中の彼とのセックスレスを解消したい!
第5章 糸口
お互いの下着をお互いが脱がせる。
布切れ一枚の向こうに、うまれたままのわたしたちがいる。
彼の分身は猛々しく天を仰ぎ、間接照明の淡い光を受けてキラキラと輝いていた。
ベッドに向かい合って座る。
まるで初めて自分以外の人間の裸体を見るかのように、わたしたちは飽きるまでお互いの身体の細部までを見ていった。
長い足の指、出っ張ったくるぶし、何故か内側だけ綺麗に毛のはえていない太もも、大きく傘の開いた牡茎、ぺこりとへこんだおへそ、意外と厚みのある胸板、キメの細かい、洗いたての陶器のような肌……。
わたしが観察しているように、彼もまたわたしの身体をつと眺めている。
不思議と気恥ずかしさは感じなかった。神聖な儀式のようにさえ、感じていた。
「痛かったり、イヤだなって思ったりしたらすぐに言ってね」
「うん、ありがとう。はじめのことが大好きだから……いっしょに気持ちよくなりたい」
お互いの五本の指と指が絡み合う。
きゅっと握ったと同時に、彼がわたしに噛み付くようにキスをした。
舌が口腔内を探るように動く。呼吸をすることさえ難しいほど激しいキスの雨。
降り注ぐ時間が長くなればなるほど、ひたひたと身体が潤っていった。
布切れ一枚の向こうに、うまれたままのわたしたちがいる。
彼の分身は猛々しく天を仰ぎ、間接照明の淡い光を受けてキラキラと輝いていた。
ベッドに向かい合って座る。
まるで初めて自分以外の人間の裸体を見るかのように、わたしたちは飽きるまでお互いの身体の細部までを見ていった。
長い足の指、出っ張ったくるぶし、何故か内側だけ綺麗に毛のはえていない太もも、大きく傘の開いた牡茎、ぺこりとへこんだおへそ、意外と厚みのある胸板、キメの細かい、洗いたての陶器のような肌……。
わたしが観察しているように、彼もまたわたしの身体をつと眺めている。
不思議と気恥ずかしさは感じなかった。神聖な儀式のようにさえ、感じていた。
「痛かったり、イヤだなって思ったりしたらすぐに言ってね」
「うん、ありがとう。はじめのことが大好きだから……いっしょに気持ちよくなりたい」
お互いの五本の指と指が絡み合う。
きゅっと握ったと同時に、彼がわたしに噛み付くようにキスをした。
舌が口腔内を探るように動く。呼吸をすることさえ難しいほど激しいキスの雨。
降り注ぐ時間が長くなればなるほど、ひたひたと身体が潤っていった。