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薔薇色の鎖
第2章 飼われる
「違うんです・・・なんか嬉しくて・・・絶対いけないって思ってたから・・・」
私がそう言うと、彼の唇がわたしのそれに重ねられる。
「玲奈は馬鹿だなぁ・・・
僕は目的のためなら手段を選ばずに努力する男だよ?」
そう言いながら、壁に押しつけられ口の中をその熱い舌で蹂躙された。
そんな風に言われたら、勘違いしてしまいそうで怖くなり聡さんの身体を強く抱きしめた。
この幸せな時間はいつまで続くのだろう。
恋人ではない、でも愛されていると感じてしまう・・・この曖昧な関係は彼が私を愛していると思えなかったらもう1年足らずで終わってしまう危うい関係なんだ。
でも今だけは愛されてるって思いたい。
そう考えながら私は彼の舌に応えキスを深めていく。
さっきの涙とはまた違う感情の涙が、私の目尻から一筋流れる。
例え恋人とは思わなくても、私の中では彼は私の愛しい人。
この時間が止まってしまえばいいのに。
唇を離して、私はゆっくりと瞳を開く。
目の前には、妖しく笑う愛しいその人がいる。
「やっぱり玲奈は可愛いくて食べたくなる。」
彼がそう言いながら、私の唇を指でなぞる。
私は彼を見上げながら、そっと言葉を紡いだ。
「愛してます、聡さん。」
私がそう言うと、彼の唇がわたしのそれに重ねられる。
「玲奈は馬鹿だなぁ・・・
僕は目的のためなら手段を選ばずに努力する男だよ?」
そう言いながら、壁に押しつけられ口の中をその熱い舌で蹂躙された。
そんな風に言われたら、勘違いしてしまいそうで怖くなり聡さんの身体を強く抱きしめた。
この幸せな時間はいつまで続くのだろう。
恋人ではない、でも愛されていると感じてしまう・・・この曖昧な関係は彼が私を愛していると思えなかったらもう1年足らずで終わってしまう危うい関係なんだ。
でも今だけは愛されてるって思いたい。
そう考えながら私は彼の舌に応えキスを深めていく。
さっきの涙とはまた違う感情の涙が、私の目尻から一筋流れる。
例え恋人とは思わなくても、私の中では彼は私の愛しい人。
この時間が止まってしまえばいいのに。
唇を離して、私はゆっくりと瞳を開く。
目の前には、妖しく笑う愛しいその人がいる。
「やっぱり玲奈は可愛いくて食べたくなる。」
彼がそう言いながら、私の唇を指でなぞる。
私は彼を見上げながら、そっと言葉を紡いだ。
「愛してます、聡さん。」