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Blue Roses〜2度目の恋 最後の愛〜
第8章 柔らかな光
(ぁあぁ~っ。)

理紗の唇が隆から離れると、背中をのけぞらせた。

「ううっ。」

欲情に潤んだ瞳でそれでも心配そうに隆は理紗を見たが、絡ませた足で隆の腰を引き寄せながら微笑んだ。

(大丈夫。激しく…して?)

隆は静かに頷くと、腰を大きくスライドさせ始めた。

「あぁ気持ちが良いよ。理紗。」

隆は何度も理紗の名前を呼んでいた。濡れても尚きつく締め付ける柔らかな壁に囲まれて、隆は動かすたびに高まりを増幅していくのが判った。

――― じゅくっ…じゅくっ。

男根が、理紗の愛液を掻きだす様に動き、トロトロと溢れ出し、粘着質な音から、ぬかるんだ音へと変わり始めた。
理沙の筋肉質の壁に隆は先端から根元まで吸着された。そして、しっかりと咥え込まれて、強制的に搾精されそうだった。

(あぁ…隆…さん。)

持続的に震えるように痙攣を始めた柔らかで窮屈な壁はますます隆を締め付け追い込んだ。

「駄目だよ…あぁ…いきそ…う。我慢できない…ぁあ…うう。」

一瞬隆の動きが止まり、激しい情動を理紗の中へと注ぎ込んだ。お尻の筋肉がひくひくと動いた。

――― どく…どくっ。

大きな拍動を理紗は何度か感じた。何度この瞬間を待ち望んだことか。抜き去られた男根からコンドームが外された。理紗は快感に身を委ねることは出来なかったが、満たされた気持ちで一杯だった。隣に横たわった隆は理紗をきつく抱きしめた。隆の鼓動が理紗の肌に伝わってきた。

…Allegretto。

それはとても心地よい速さ。

「理紗…一緒に暮らそう。」

隆の突然の申し出に、思わず噴き出した。

(ごめんなさい。あまりにも突然だったから。)

「嫌かい?」

理紗は首を横に振った。

(いいえ…。)

「あなたはピアノを弾き続ければ良い。折角神様から貰った才能でしょう?あなたにしか出来ないことだから。」」

…才能…か。

理紗は苦笑いした。今まで自分に才能があるだなんて一度も思ったことは無かった。しいて言えば、“ラッキー”だっただけだ。

「僕がここに引っ越して来よう。」

いつの間にか雨はやんでいて、窓から月の光がうっすらとさし込んでいた。
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