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immorality ~哀戦士編~
第2章 元秘書の覚悟 ~反乱計画~
...
大田原失脚のネタを聞いた安部だが、不安は消えなかった
「確かに、それらの証拠が上がれば、大田原は終りだと思うが...」
「だろっ」
「しかし木元よ、その証拠をどこへ上げるんだ?」
「そうだな、あのビルは大田原帝国と化してるからな...」
「すべて揉み消されて、俺達全員クビか、良くて東南アジア方面へ左遷だろ」
「だろうな」
呑気に答える木元に、安部の声が大きくなる
「おいおい、リスクが大きすぎるだろっ!」
「安部、今更おりるなんて言うなよ!江梨花ちゃんが調教されてもいいのか?」
「それは...」
江梨花の名を聞き、安部の声が小さくなった。
...
再び水を飲みはじめる木元
「心配するな安部、俺達には秘策がある」
「秘策?」
「ああ、それはまだ言えないが、時が来たら話す」
「本当に大丈夫なのか?」
「ああ、任せておけ。それにお前がいれば、計画は全て上手くいく」
「俺が...」
「そうだ安部、お前にしか出来ない任務がある」
「どういう事だ」
「小木曽に近づく事が出来るのは、お前しかいない」
「なんだとっ!小木曽にっ!」
「そうだ。江梨花ちゃんを助けたいんだろ?」
「そりゃ、そうだが...」
「だったら、これから俺の言う事に従って貰う」
「わかったよ...」
江梨花を助ける為、安部は木元の話しに耳を傾けた。
安部の任務は、直属の上司である、小木曽の信頼を得る事
大田原の部下の中で、最も気を付けなければならない人物らしい
他の連中は、ただ大田原の言う事に従い、大田原のおさがりの女を貪るだけの能無し
しかし、小木曽は自分で勝手に動き、そして結果を出す男
頭もきれて、姑息な手を使うのが得意
大田原も全幅の信頼を寄せていて、大田原の秘密を最も知る人物
女関係に至っては、自分がたっぷり味わってから、逆に大田原に紹介するらしい。
その小木曽から、大田原の情報を得る
それが安部の役目となった。
~ 第二章 終 ~
大田原失脚のネタを聞いた安部だが、不安は消えなかった
「確かに、それらの証拠が上がれば、大田原は終りだと思うが...」
「だろっ」
「しかし木元よ、その証拠をどこへ上げるんだ?」
「そうだな、あのビルは大田原帝国と化してるからな...」
「すべて揉み消されて、俺達全員クビか、良くて東南アジア方面へ左遷だろ」
「だろうな」
呑気に答える木元に、安部の声が大きくなる
「おいおい、リスクが大きすぎるだろっ!」
「安部、今更おりるなんて言うなよ!江梨花ちゃんが調教されてもいいのか?」
「それは...」
江梨花の名を聞き、安部の声が小さくなった。
...
再び水を飲みはじめる木元
「心配するな安部、俺達には秘策がある」
「秘策?」
「ああ、それはまだ言えないが、時が来たら話す」
「本当に大丈夫なのか?」
「ああ、任せておけ。それにお前がいれば、計画は全て上手くいく」
「俺が...」
「そうだ安部、お前にしか出来ない任務がある」
「どういう事だ」
「小木曽に近づく事が出来るのは、お前しかいない」
「なんだとっ!小木曽にっ!」
「そうだ。江梨花ちゃんを助けたいんだろ?」
「そりゃ、そうだが...」
「だったら、これから俺の言う事に従って貰う」
「わかったよ...」
江梨花を助ける為、安部は木元の話しに耳を傾けた。
安部の任務は、直属の上司である、小木曽の信頼を得る事
大田原の部下の中で、最も気を付けなければならない人物らしい
他の連中は、ただ大田原の言う事に従い、大田原のおさがりの女を貪るだけの能無し
しかし、小木曽は自分で勝手に動き、そして結果を出す男
頭もきれて、姑息な手を使うのが得意
大田原も全幅の信頼を寄せていて、大田原の秘密を最も知る人物
女関係に至っては、自分がたっぷり味わってから、逆に大田原に紹介するらしい。
その小木曽から、大田原の情報を得る
それが安部の役目となった。
~ 第二章 終 ~