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篠突く - 禁断の果実 -
第12章 過去編五話 初めての
「……ごめん、もう無理だ」
「え?」

 その言葉で、悠は漸く気がついた。弟のスラックスに隠れた股間が、ぷっくりと膨れていることに。
 ほんの少ししか捲られていなかったセーターは、今度こそワイシャツに覆われた丸い胸を露出させた。焦ったように手を震わせながら、孝哉はワイシャツのボタンを外していく。黒いシャツに手がかかり、色白の肌がブラジャーのすぐ下まで覗いたところで、悠が慌てて声を上げた。

「孝哉……っ」

 我を忘れたように性急に悠を求めていた孝哉は、彼女のその声にぱっと手を離した。

「ごめん……」
「あ……ううん、びっくりしただけだから……」

 ――狼のようだと思った。
 初めて見る孝哉の姿だった。弟だからと、油断していたのかもしれない。
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