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篠突く - 禁断の果実 -
第12章 過去編五話 初めての
彼は己の衝動的な行動に驚き、目を見張った。
「ごめんね。いいわよ、続きして」
気まずい空気が流れるのを防ぐように、悠は言った。
「……うん」
ぎこちなく頷いた孝哉は、スローセックスを心がけようと、仕切り直すように悠の腹に手を滑らせた。
激しく降り続いていた雨はいつの間にか小雨になっており、空は白く、辺りはほのかに明るくなっていた。
シャツを鎖骨のあたりまで捲ると、下からオフホワイトのブラジャーが現れた。胸を四分の三ほどまですっぽりと包んでしまっているそれは、若い孝哉からすればもどかしいものだった。焦らすようなそれのフロントホックを外せば、瑞々しく秀麗な果実がぽろりと零れた。その頂きには、赤みがかった桃色の花が待ちわびたように咲き乱れている。
白磁のような乳房を中心に向かって撫でていき、指先でそっと先端に触れる。悠は恍惚とした表情で「あっ」と鈴の音のように小さな声を上げた。
「…………」
控えめだが、充分いやらしい悠の声は、孝哉の征服欲をひどく煽った。小動物のように可愛く喘ぐ彼女を、支配したい。そう思った。
「ごめんね。いいわよ、続きして」
気まずい空気が流れるのを防ぐように、悠は言った。
「……うん」
ぎこちなく頷いた孝哉は、スローセックスを心がけようと、仕切り直すように悠の腹に手を滑らせた。
激しく降り続いていた雨はいつの間にか小雨になっており、空は白く、辺りはほのかに明るくなっていた。
シャツを鎖骨のあたりまで捲ると、下からオフホワイトのブラジャーが現れた。胸を四分の三ほどまですっぽりと包んでしまっているそれは、若い孝哉からすればもどかしいものだった。焦らすようなそれのフロントホックを外せば、瑞々しく秀麗な果実がぽろりと零れた。その頂きには、赤みがかった桃色の花が待ちわびたように咲き乱れている。
白磁のような乳房を中心に向かって撫でていき、指先でそっと先端に触れる。悠は恍惚とした表情で「あっ」と鈴の音のように小さな声を上げた。
「…………」
控えめだが、充分いやらしい悠の声は、孝哉の征服欲をひどく煽った。小動物のように可愛く喘ぐ彼女を、支配したい。そう思った。