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篠突く - 禁断の果実 -
第12章 過去編五話 初めての
「……っ」
孝哉は我慢できず、ベルトをカチャカチャと言わせながらスラックスを脱ぎ捨て、下着も後ろへ放った。
陰茎に手早くゴムを着けた彼の手によって、脚を左右に大きく広げられ、悠の上に影が落ちる。彼女は鎖骨まで捲り上げられたセーターをきゅっと掴み、与えられるであろう痛みを覚悟して目をつぶった。
とば口に充てがわれた陰茎は、しかし、上手く入らずに花弁の上をずるりと滑った。
「ん……」
不快感を覚えるほどぬるりとした感触に、自分がどのくらい濡れているのかがよくわかった。
孝哉が早く、早くと先を急いているのが感じられた。ぐっと強く押し充てられた陰茎は、悠の中には入らず、押し潰すような圧迫を繰り返すばかりだ。
焦りは更なる焦りを生む。
「孝哉、一回離して――」
悠がそう言いかけた時だった。
孝哉は我慢できず、ベルトをカチャカチャと言わせながらスラックスを脱ぎ捨て、下着も後ろへ放った。
陰茎に手早くゴムを着けた彼の手によって、脚を左右に大きく広げられ、悠の上に影が落ちる。彼女は鎖骨まで捲り上げられたセーターをきゅっと掴み、与えられるであろう痛みを覚悟して目をつぶった。
とば口に充てがわれた陰茎は、しかし、上手く入らずに花弁の上をずるりと滑った。
「ん……」
不快感を覚えるほどぬるりとした感触に、自分がどのくらい濡れているのかがよくわかった。
孝哉が早く、早くと先を急いているのが感じられた。ぐっと強く押し充てられた陰茎は、悠の中には入らず、押し潰すような圧迫を繰り返すばかりだ。
焦りは更なる焦りを生む。
「孝哉、一回離して――」
悠がそう言いかけた時だった。