この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第11章 早乙女会長のお嬢様



今までは恵美里叔母の意向もあり、早乙女筋としてでは無く伊織個人‥それも秘書以外の移動は無しという条件付き。


叔母は早い内に早乙女の家から出て、息子は早乙女を嫌い外交官…
そんな経緯もあり、伊織に関しては早乙女の血縁とバレないように配慮して来た。


だが、今回ばかりは少々強引だったが叔母の了承を取り、伊織が早乙女筋だと露呈するのも構わない…
それに‥‥‥伊織自身の美紀に対する反応‥本当は早い内から気付いていた、伊織が美紀に好意を寄せている事くらい・・


吉田春夫を追い掛けている頃から、伊織の美紀に対する態度が不自然だと…
美紀の方は子供扱いと思っているようだが、真面目な伊織の事だ、どう対応して良いか考え倦ねている‥そんな印象が多々見て取れていた。


だからこそ、叔母の了承を取った…
何も無いのに越した事は無いが、もし私に何かあった場合は伊織に美紀を託そうと‥‥その事も含め伊織を美紀のエスコート役に選んだ。



(・・簡単に譲る気は無いがね・・・)


本当にもしもの場合の話、こういう事は早めに決めて置いた方が良い…
余計な者共から美紀を守る為にも、遠藤伊織という最強の守護者は必要‥2人の意志を無視し、私の独断だが、いずれは必ず必要になって来る。



(永遠‥そんな言葉が本当にあれば、それに越した事は無い…
だが、世の中そんなに上手くいかないもの・・)



私だとて美紀を手離す気など無い、やっと願いと思いが叶ったのだ、簡単に手離せる訳があるまい。


だけど‥10年後は?20年後は?


美紀だとて美紀の人生がある、それに何時までも私が介入していても良いものだろうか?


こう‥離れていたからこそ、余計に考える…
美紀の人生を、私という存在で縛り付けたくは無い、既に地位も実力も兼ね備えている‥‥私が手を出さなくても、美紀はもう1人で自由にやっていける、それだけの地盤固めは既に出来ているのだと。


/466ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ