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第12章 雌の身体

性器を刺激されると、たちまち反応する身体。女…淫蕩に耽ることを覚えた雌の身体は、何度も何度も発情し、求めてしまう。

犯されるときはいつも、微かな恐怖を感じる。それなのに、男性器が入り込んだ途端快楽が全身を伝い、正常な思考など消え去ってしまう。

男性器の熱で、雌の恥部が蕩ける。膣液に塗れたペニスが、すぐに馴染む身体になった。奥まで到達し、また身体が震える。

「怜香。また、そんな風になっているのか。」
今日、犯され続ける私を見て、冬木様が口を開く。姦淫される度に発情する雌を、卑下するでもなく、身体に起きる反応と変化を、ただ淡々と述べる。

男性が腰の動きを速め、本格的に私を犯す。直接的な陵辱がもたらす大波が、全身を襲う。
イヤ、イヤ。首を左右に振ろうとしても、しっかりとはめられた首輪が、動きを塞ぐ。

真横から私を見下ろす、無情の視線。切望して、やまないもの…

罰が、冬木様が、欲しい。

紡ごうとする言葉が、目の前の男性器による快楽に掻き消される。
冬木様がしゃがみ込み、私の顔を眺める。

男性の動きがさらに強まる。抗えない快楽の波が押し寄せ、雌の悲鳴があがる。
未だ届かない、本当の願望。切なさか快楽かわからない涙が流れる。どこまでも無力な雌だった。