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淫欲の果てに。人妻・怜香32歳の記録
第2章 漆黒の扉に導かれて
「そうなんですね。私も、本はとっても好きで。毎日何かしら読んでから寝ないと、安心して1日を終えられないような気がしてしまって。」
「怜香さんは、本を読むことが本当に好きな方なんですね。文章を通して、今まで自分がまったく知りもしなかったことを知る。自分も、昔から読書だけはやめられない質かな。」

「冬木さんも、色々と本を読まれる方なんですか。私、最近はエッセイとか体験記とか、作者の人が実際に経験したことを読むことが多くて。その時のその人の気持ちになって、疑似体験をしているようなつもりになっているのかな。それとも、作者の実体験から教訓のようなものを得られるからなのでしょうか、自分でもよくわからないんですけど…。」

もう何杯目になるかわからないウイスキーを含みながら、欧州の様々な城をパラパラとめくる。まるで目眩のように視界がふわふわしてくる中、細かく精巧に造られたお城たちに引き込まれ、私はその写真のお城たちに見入っていた。

「私も、こんな場所へ、行ってみたかった……」
ふと、横にいる冬木さんを見やると、優しげに笑っていた冬木さんの瞳が一瞬、鋭い影を帯びたように見えたのは気のせいだろうか。

「日本、海外問わず、豪華絢爛な城には引き込まれるものがありますよね。一国の頂点に君臨する者たちが、この場所でどんなドラマを繰り広げてきたのか。」
「色々と、想像を巡らせてしまいます。このお城に、どれだけの物語が詰め込まれているのか…」

気づくと、皆瀬さんの姿は消えていた。奥で仕込みなどをしているのだろうか。


崖の先端にそびえる城、島の上に建つ小さな城…大小様々な写真に見入っているうちに、思考が鈍り、動きが緩慢になってきているのがわかる。
気づいた頃にはもう遅い…私は完全にアルコールに飲まれ、疲れと眠気も相まって身体の自由がきかなくなってきていた。

視界の狭まりが止まらない…瞼を閉じてはいけない、と思うのに、大きく開いた暗闇に飲み込まれる……私の意識は深く、真っ暗な闇に飲み込まれ、ここで記憶は断絶された。
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