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淫欲の果てに。人妻・怜香32歳の記録
第11章 堕落への恐怖
なぜ私は、被虐的な扱いを受けることで、性感を昂ぶらせてしまうのだろう。恥ずかしく、屈辱的な姿にされるほど、身体を燃え上がらせてしまうのだろうか。
ふと、思い出したことがある。父の部屋で見つけたアダルト雑誌に載っていた、SMチックなプレイのページ。深紅の壁と様々な器具に取り囲まれた暗い部屋に閉じ込められた、無防備な裸の女性。
女性は正座をして縛られたり、台に拘束されたりして、男性から辱めを受けている。幼い私には、その光景があまりにも衝撃的であると同時に、煮えたぎるような熱い昂ぶりを下半身に感じた。それは少女の私に、女という卑しい雌の性の兆しが芽生えた瞬間だった。
だがその時、雌の性にまとわりつく卑しさに怖気づいた私は、辱められる女性の姿を記憶からシャットアウトした。
性に惹きつけられることの背徳感と堕落への恐怖から、SM行為への興味に無意識のうちに蓋をし、開けないよう頑丈な鍵をかけた。
それから長い時間が経ち、鍵穴を開くことのできる只1人の男性に、何の因果かわからないが私は出会ってしまった。
冬木様はいとも簡単に私の中の重い蓋をこじ開け、本当の私の姿…捕らわれ、辱めを待ち続ける、情けなく恥ずかしい私を、丸裸で白日の下に曝した。冬木様の手によって、待ち続けた動物は、やっと家畜に成り果てることができたのだ。
ふと、思い出したことがある。父の部屋で見つけたアダルト雑誌に載っていた、SMチックなプレイのページ。深紅の壁と様々な器具に取り囲まれた暗い部屋に閉じ込められた、無防備な裸の女性。
女性は正座をして縛られたり、台に拘束されたりして、男性から辱めを受けている。幼い私には、その光景があまりにも衝撃的であると同時に、煮えたぎるような熱い昂ぶりを下半身に感じた。それは少女の私に、女という卑しい雌の性の兆しが芽生えた瞬間だった。
だがその時、雌の性にまとわりつく卑しさに怖気づいた私は、辱められる女性の姿を記憶からシャットアウトした。
性に惹きつけられることの背徳感と堕落への恐怖から、SM行為への興味に無意識のうちに蓋をし、開けないよう頑丈な鍵をかけた。
それから長い時間が経ち、鍵穴を開くことのできる只1人の男性に、何の因果かわからないが私は出会ってしまった。
冬木様はいとも簡単に私の中の重い蓋をこじ開け、本当の私の姿…捕らわれ、辱めを待ち続ける、情けなく恥ずかしい私を、丸裸で白日の下に曝した。冬木様の手によって、待ち続けた動物は、やっと家畜に成り果てることができたのだ。