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第25章 拓哉

卒業数日前…

拓哉の携帯がなる…

拓哉は画面を見て…

拓哉「ハロー…」

(以降の会話は英語です)

要人「やぁ…卒業だね…拓哉…やはりこちらには来てくれないのか？」

拓哉「…ええ…自分の力が必要なほど切迫して無いでしょう？」

要人「……まずは携帯では都合が良くない…クラブのモニターで君と話をしたいと言う人が多いのでね…代表して連絡させてもらった…」

拓哉は面倒だと思ったが今後のクラブの事もあると思い直して了解した…十分後にと約束をして…

拓哉「もしもし…達也か？少しモニタールームを使う…連絡があるまで出入りは禁止だ…」

達也「はい…ええ…分かりました…」

電話を切ってすぐ地下を通ってモニタールームに入り普段はしない鍵を掛けてディスクのモニターを切り替え通信を開く…

モニターには各国の要人…日本人も混ざっている…

拓哉「皆さん…お久しぶりです…何かお話しがあるとか…先に言いますが進路変更をするつもりはありませんので…」

数人が明らかに肩を落として首を振る…

要人「…それは残念だ…皆の切望を断って日本の大学…誠のところに行くのか…非常に惜しいが…仕方ない…」

拓哉「……皆さんの国とは違いクラブ内もそして大学プログラムももう時代にあったものでは無く皆さんに提案した高校でのプログラムを漸く日本でも始まったばかり…大学も改革しておく必要があるので…今始まったプログラムを終えて来る後輩たちのために…悪習と害になるものは排除と廃止にするのに尽力するつもりです…勿論皆さんの要請があれば時間の許す限りで協力は惜しみません！」

要人「クスクス…相変わらず…物怖じしないね…私達以外の国からも何人もエージェントが君を迎えに行っていると聞いている。尽く君に排除されたらしいが…」

拓哉「クスクス…皆さんがそのような方々だったらクラブ諸共に潰して命を捨ててでも粉砕してましたよ！アポを取った時は半分賭けでしたから…」

要人「あははは…君に負けはしないが…大混乱は避けられない状態にはなったかもな！あははは！」

15人ほどいるモニター越しの全てが笑って皆似た返事と笑いが広がる。

拓哉「クスクス…恐れ入ります…日本の経済界はおかげでほぼ掌握しました…次は政界も叩くつもりではいるんですが…何か要望があれば…」