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ヒミツクラブ
第25章 拓哉
要人それぞれに多数の意見と要望が出されて行く中取り入れるべきものには詳しく聞いてそうで無いものについては日本の現状とシステムの齟齬を説明して納得してもらい…

要人「それで今回君が卒業後に私達もだが君自身…私達に連絡を取る方法などを取り決めて置きたいのと…現在動かしている投資はそのまま運用を続けてもらうためだ…君自身の方はどうやら精算して各方面に寄付などをするつもりらしいが…それについても日本だけでは無く各国にも有益な団体がある…そちらも合わせて紹介したい…」

拓哉「投資の件は承知しました…しかし私で宜しいので?間違うと国家が傾きますよ?」

と投資についてはそう応えると各国の機関では自分みたいな高効率で運用出来る機関が無い上余計なしがらみで思うようには出来ないのが実情だと言う…

拓哉が寄付団体については…

拓哉「寄付団体については元々世界で有益な団体にも寄付する予定です…ただ私自身が思う所がありますのでそちらを優先的に行う予定です…もし皆さんに紹介して頂けるのであれば金額はどうとは言えませんがさせて頂きたく思います。」

要人「それはありがたい…」

拓哉「いくつ紹介して頂けるのかはわかりませんが取り敢えずその団体が有益で誠実であるかの確認を私自身でさせて頂けるのが条件ですが…」

要人「私達の推薦だけでは足りないと?」

拓哉「……正直足りません!現在世界中にある有名な団体の半数が中の人間が私服や利権に目が眩んで本来あるべきでは無い物になっていると判断してます…金に執着は有りませんがそんな団体に寄付してもその理念によって使われるとは到底思えません!皆さんが世界で必要だと作った機構も現在そんな事態になって居る事はご存知だと思うのですが?代表になった人間の出生地の感情で判断を誤り失敗しても知らぬフリ…成功すればそれを傘に益々酷い内容になって行く。」

要人「……耳の痛い話だな…わかった…詳細と紹介する団体の上層部に連絡、もしくは面談出来るよう対応しよう…」

拓哉「ありがとうございます…」

要人「それと…先ほどの連絡手段として都内のセキュリティ万全の場所を確保してある…後ほど君に連絡がある…そちらの指示に従って確認してくれ…」

拓哉「承知しました…今後も皆さんに相談を受けて頂けるのは大変嬉しく思います!引き続き宜しくお願いします!」
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