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君がため(教師と教育実習生)《長編》
第7章 しのちゃんの受難(四)

 夢を見ていた。

「好きだよ、小夜」

 微笑む礼二がひどく優しくて、私を甘やかしてくれるから……すぐに夢だとわかった。皮肉なことだ。

「愛してる、小夜」

 嘘つき。
 そんなふうに優しく抱きしめてくれたことなんて、なかったじゃない。

「結婚しよう、小夜」

 最後にキスをしたのはいつだった?

 最後にセックスをしたのは?

 最後に、好きだと伝えたのは、いつ?

「小夜」

 それさえも、思い出せない。

 酷い恋人だったのは、私のほうかもしれない――。
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