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君がため(教師と教育実習生)《長編》
第10章 しのちゃんの受難(六)

「そう、すけも、おいで」
「いい?」
「うん、気持ち、よく、なって?」

 すぅっと細められた目に、安堵の色。ぐっと体重がかけられ、宗介の先端が深く深く抉ってくる。

「っ、あ!」

 イッたばかりで敏感な膣襞を、宗介の熱く滾った肉杭が往復する。

「美味しい」

 さっきまで肉芽を捏ねていた親指をペロリと舐めて、さらに口に含んで、宗介は笑う。
 めちゃくちゃ恥ずかしくて、思わずその指を口から抜き取って、私の指と絡める。

「押さえつけられるのが好き?」

 絡めた指は腕ごと布団に押し付けられる。間断なく与え続けられる快楽に、どうにかなってしまいそうだ。

「……小夜」
「ん、っ、あ、なに、んんっ」
「愛してる」

 宗介の腰の動きが速くなる。余裕がないのは、私も同じ。気持ち良すぎる。

「――っ、小夜、受け止めて」

 宗介の体がふるりと震えて、一瞬で肉棒の太さと硬さが増した。
 快感に耐えるかのようにぎゅっと目を閉じて、腰が震えるたびに甘い息を吐き出して――宗介は果てた。
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