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誰よりも君を愛する
第20章 恋人リング

帰りは裕子も同乗し、美波が送ってくれた。

運転中2人は指を絡め合ったり信号待ちで軽いキスを交わしていた。

亜矢子はいくら2人の関係を知ったからって、こう度々見せつけられては目のやり場にも困ったし、息苦しさもあった。

『ところで亜矢ちゃんて結婚前は何人くらい恋人いたの?』

『私‥良雄さんが初めてです‥』

『ええーっ!あ、そうだったの~じゃあ、お見合いして直ぐに結婚しちゃったから恋愛経験なしってこと?』

『美波ったら‥亜矢ちゃん、良雄君はとっても良い人よ、だから結婚して大正解なの!気にしないで‥』

『大丈夫です‥』

美波の一言に多少ショックを受けたが裕子がフォローしてくれたおかげで涙はこぼれずに済んだ。

家に着き2人をお茶に招いたがこれから2人っきりでデートだから、と断られてしまった‥

亜矢子は沈んだ気持ちで家に入った。 女性同士だけど『恋人』達の見つめ合い愛し合う姿や、楽しそうな姿が羨ましかった。そして『恋愛』という響きが頭から離れない。

シャワーでも浴びてスッキリしようと洋服を脱いでパンティを下げた時、透明な糸が引いたのを見た。
ワレメを触ってみるとヌルヌルに濡れていた。
シャワーを頭から浴びても、キレイに洗い流してもあの二人の行為が頭から離れなかった。


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