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誰よりも君を愛する
第23章 罰です

ある日の土曜日、まだ良雄の半日診療が終わる少し前、美波の夫の田中が自宅に訪ねて来た。

『良雄と約束してたんだけど‥早く来すぎたかな?』

『いえ、聞いてます。どうぞ‥30分位で戻ると思います。』

亜矢子は良雄の友達の田中を何の警戒もなく家に招き入れた。

リビングに案内してくれる亜矢子の後ろを歩きながら田中の目線は亜矢子の体を上から下へ‥太ももやお尻、ウエストのくびれを舐めるように見ていた。

亜矢子はノースリーの膝小僧が少し見える白のフレアワンピースを着て白のメイド風のエプロンをしていた。良雄のお気に入りの格好だった。

亜矢子は飲み物を取りにキッチンに行き、ダイニングチェアに掛けておいたピンク色の薄いカーディガンを羽織った‥

『田中さんもコーヒーがお好きと聞いたので‥どうぞ(笑)』

『ありがとう亜矢ちゃん‥あ、ごめんよ、美波が亜矢ちゃんって呼んでるからつい、奥さん、だよね(笑)』

『‥奥さんって呼ばれるの慣れてなくて、どちらでも‥(笑)』
亜矢子が片膝をついてコーヒーをテーブルに置いて立ち上がろうとした瞬間、田中に手首を掴まれ真上に上げられた。

『キャアッ』

田中は亜矢子が羽織ったカーディガンの胸元辺りを摘んでヒラリと捲った‥

『な、何を‥離して下さいっ‥』

『いやあ、さっきカーディガンを羽織る時にチラッと見えちゃって、奥さんの脇毛。』

田中は亜矢子の脇の下を覗き込みもう一方の人差し指で寝ている脇毛を下から何度も逆撫でするように起こした。
亜矢子は秘密を知られた恥ずかしさと、じっくり見つめられてサワサワと逆撫でされるくすぐったさで、否応無しに乳輪が縮んでゆくのを感じた。

今日の良雄好みのブラジャーはカップの付いていないレースだけの物。

普段なら乳首が陥没しているのでカップ無しのブラジャーでも服に乳首が透けたりはしないのだが‥。

『結構フサフサだねぇ‥オレさ、美容外科やってるでしょ、女性のこうゆうトコってつい、目に入っちゃうんだよねぇ‥(笑)』

‥サワサワ
‥サワサワ

『も、離してっ離して下さいっ‥』

『ごめんごめん、職業病だな。永久脱毛したくなったらいつでもどうぞ(笑)』

『でもさ、‥』

田中は掴んだ手首を引っ張り床に抑えつけた。亜矢子は前につんのめる格好で四つん這いになってしまった。
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