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誰よりも君を愛する
第31章 恥じらい
今日亜矢子はデパートに下着を買いに来ていた。
これまでは全て良雄が選んで取り揃えてくれていたレースや、フリルのついたセクシーな下着だったのを突然着用禁止になったのだ。
『下着専門店で買ってはだめだ。大衆売り場でシンプルなおへそが隠れる物を買うこと。色は無地で白か薄いピンク色だけ。ブラジャーもね。』
あんなにセクシーで派手な下着が好きだったのに‥趣味が変わってしまったのかしら?と亜矢子は思いながら下着を選んでいた‥
良雄は良雄で考えていた‥
最近の亜矢子はとても従順で清楚で申し分なく自分好みの妻になってくれた。
しかし、お守りと称したクリトリスを縛るのも除毛クリームを塗るのも、基礎体温計を肛門に入れて計るのも、全てに馴れて来てしまっている。
これまで良雄の要求に従順に体を開いてきた亜矢子だが、慣れは困る。
朝の目覚ましがなると自分からうつ伏せになって体温計を待つような亜矢子にはなって欲しくないのだ。
除毛クリームを塗るからといって自分から椅子に座って待つような‥
お守りの糸の色を自分で決めてしまうような亜矢子は嫌だと思えてきたのだ。
あんなに、今までタップリ濡らしていたのに馴れると濡れ方が半減してしまったのだ
亜矢子を元のごく普通の女に戻ってもらうためにまずは下着を普通以下の物にしようとしたのだ。