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誰よりも君を愛する
第32章 女同士

亜矢子は美波の肩につかまり千鳥足で奥の部屋へ行き、クイーンサイズのベットに横になった。

亜矢子は頭は自分でもハッキリしているし、美波の言う事もちゃんと聞こえていて、大丈夫だと思っている。
ただ口が上手く回らず、体がフラついて力が入らず思うように動かないだけだと思っている。

『なーに?亜矢ちゃん、え?服脱ぎたいの?』

美波の言葉は聞こえている。
ただ服を脱ぎたいと自分が美波に言ったのかは分からない‥

薄目を開けると美波の顔が見える‥その向こうの天井が回って見える‥

『あらあら、ここはお家じゃないのよ、亜矢ちゃん』

亜矢子は自分で何をしているのか分からない‥美波の声はハッキリ聞こえているのに‥
(お家じゃない‥んだよね)知ってるけど‥

『あら、ブラジャーも外したいの?苦しいのね、いいわ、外してあげる。』


亜矢子は酔いに任せて今日の為に買ってもらったドレスを脱ぎブラジャーを外して白いのレースの股割れパンティ一枚になってしまった。

亜矢子はもう自分で脱いだのか美波に脱がされたのかも、たった今の事も覚えていない‥

『楽になった?亜矢ちゃん‥』

『ぅん‥』

亜矢子の横にはパンティ一枚の姿をした美波が添い寝をしていた。

美波が亜矢子の腕を上げて脇毛に鼻先をつけてくすぐるように動かすと亜矢子の乳輪が縮まり始め陥没乳首が盛り上がってきた。

『あふん‥ははん‥』

『緊張して汗をかいたのね‥これが亜矢ちゃんの体臭ね、臭くないわよ‥』

『はぅ‥センセ~だめぇ‥旦那様に怒られるの‥旦那様が‥旦‥那様が、悲しむの‥』

その時、美波の反対側の耳元から良雄の声が聞こえた‥

『良いんだよ亜矢子‥美波に気持ち良くしてもらいな‥』

優しく囁く良雄の声は催眠術のように亜矢子の頭に浸透していく。

『はあん‥や、や、ャダ‥』

『隣にいて亜矢子を見ててあげる‥怖くないから、リラックスして‥美波に任せな‥ほら、深呼吸して‥だんだん気持ち良くなってきただろう?』

『旦那様~旦那様ぁ』

亜矢子の目蓋は開く事なくただ良雄を探すように手をさ迷わせた‥

良雄がそっと亜矢子の手を握ってやると落ち着いて深く息を吐いた‥

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