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第2章 芽生え

『亜矢子さん、こんな時に言うのも何だけど‥結婚前提にお付き合いして頂けませんか？』

今さっき女性として痴態をさらし涙ながらに恥ずかしい告白をした亜矢子は良雄の申し出を信じられないという面持ちで聞いていた。

『いや、本当は明日にでも結婚したい。
君を一人にしておけない、
君を守ってあげたいんだ。そして僕が君のおねしょを治してあげたいんだ。』

良雄のその誠実で熱心な申し出に亜矢子は嬉し泣きし、受け入れた。