この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
短編集!クリスマス!クリスマス
第3章 色絵、情画から
「実、そろそろ、星形クッキー焼き上がるだろうからママにもらってきてごらん?」

「う…ん」

実は肩を落としてキッチンにいく。

「パパ〜持ってきたよ。」

僕はそれをてっぺんの星に翳し、キラキラ動かしながら結の手に近づけた。

ッキャッ…

飛び付いた結はそれを握り、口に入れてムシャムシャ食べる。

そして僕の肩に頭をコトンと乗せて食べ終えると、

「せ〜せ〜…っきっ」

何か言う。

まだ『ママ』と『まんま』と『めっ、めっ(だめ)』以外は何を言ってるかわからない。

コトン…

一度離した頭をもう一度、僕の肩に乗せ、

「せ〜せ〜…っき」

また繰り返す。

「う〜ん、結ちゃん何言ってるんだろう。」

「せ〜せ〜…っき」


ショボくれてクッキーをかじる実の顔がパッと晴れる。

「パパ〜、わかったよ、僕〜」

「何が?」

「結ちゃんが言ってること、」

「何?」

「『先生…好きっ』って言ってるんじゃない?」

「へっ?」

ちょうどその時いずみが紅茶を運んできた。

コトン…

「せ〜せ〜…っき」

いずみの顔が真っ赤になっていて、僕も結や実と目が合わせられなかった。
/37ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ