この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
えっちな姉は俺の成長を喜んでいるらしい
第1章 始まりのバスタオル!!
(えぇっと……醤油と……牛乳もなかったかな……。お、ホタルイカか……旨そうだ)
俺、矢作隆一は大きな通学鞄と部活道具の入ったバッグ、それに加え買い物カゴを持って近所のスーパーを練り歩いている。

俺の父親は、デザイナーを生業としていて俺が子供の頃から海外を飛び回っていた。母も父のマネージャーとして、それについていっている。

それ故、家事は自分達で行うか、両親が手配したお手伝いさんにやってもらうことになる。
今日は俺が夕食を作る当番。
俺は学校から帰る道すがら、夕飯の食材を買い集めていた。



両親が不在なことに対して、特別不便に思ったことはない。そりゃ小さい頃は、寂しいなんて思ったりもした。けれど俺ももう高校二年生にもなる。そんな時期はもうとっくに過ぎたのだ。
そんな俺ではあるがただ一つ、辟易することがあった。
「ただいまー」
買い物を終えた俺は我がにかいだて帰宅をすると、キッチンへ直行した。
キッチンは対面式で、自然とその向こうのダイニング兼リビングが視界に入る。
ダイニングとして使っている、キッチンに近い方にはテーブルと椅子がある。
そしてリビングとして使っている方には、ソファーとローテーブル、そしてテレビがある。
……リビングの方に、ヤツはいた。
「やっと帰って来たか、待ちくたびれたぞ」
俺の姉・スミレはソファーにうつ伏せで寝っ転がりながら、テレビを見ていた。
……バスタオル一枚だけを体に纏って。
「な、何してんだ! てめぇは!」
「あぁ。大学生は存外暇でね。四年生にもなると、授業はゼミくらいになる。だからさっさと帰ってきて、さっさと風呂に入りくつろいでいたところだ」
「そう言うこと聞いてるんじゃねぇ! 何だそのカッコは!」
俺はのらりくらりする姉に更に苛立ちを覚えた。
「いいから! 服を着ろ! お前の分の飯だけ作らねぇぞ!」
「ふむ、それは困るな。しかたない。夕飯に免じて聞いてやろう」
姉貴はバスタオルを巻いたまま立ち上がり、自室のある二階へ登っていった。
俺はその姿を極力視界に入れないようにしながら、買った食材を冷蔵庫へ仕舞った。
/113ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ