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終わりの始まり
第2章 檻
「理佐、酒くれ。のみてーから。」
「はい。」
「お姉ちゃん、おやすみ。」
「おやすみ。」
「おやすみ。ちゃんと、お布団被って寝なさいよ。」
「はーい。」
パタンッ…
カチャッ…カチャッ…
「はい。お酒。」
「うん。」
父さんは、お酒を飲みながら、ニュースを見始めた。
「風呂、入ってこい。」
着替えを持って、お風呂場に。
入っても、お湯の温度がわからない位に、怖さで身体が震える。
バタンッ…
「さみーな、おい。」
父さんが、お風呂に入ってきた。