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終わりの始まり
第2章 檻
「んな、離れなくてもいいだろ?こっちこいよ。」
「狭いから。」
「理佐…身体洗ったか?」
「うん。」
「俺の身体、洗え。手で。」

従うしかなかった…。

「…。」
「ほら、早くしろ。」

父さんの大事なとこ。我慢して洗ってる内に、大きくなった。

「たまんねーな。これから、毎日洗ってもらうかな。」

泡を流して、急いで私は、出た。

ゴクッ…

テーブルが、片付けられ、布団が敷いてあったけど、一組。枕は、ふたつ。

パタンッ…

カチッ…

電気が消された。
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