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妖艶な彼女
第4章 淫魔の目覚め
―――――――――あれから4年が経った。


ずいぶんサキュバスとしての生活にも慣れてきたと思う。


身体も心もサキュバスになって、精気をもらうことに罪悪感とかも感じなくなっていた。


精気をもらうこと=生きるなのだ。


20歳になった今、身体を保つためには、1週間に2~3回は精液を摂取する必要がある。


初めの頃は、一晩の交わりだけでいいと考えていたから、その日その日で相手を誘惑していた。


しかし、その方法だといい相手が見つからなかったり、夜に出歩いているからか、警察に補導されそうになったりと、なかなかうまくいかなかった。


今は、気に入った相手とセフレになって、関係がめんどくさくなったら、記憶を消すというのを繰り返している。


たまにセフレから、恋人になってほしいと言われたり、結婚を望まれることがあるからだ。


そんなことにいちいち対応していたら、私の身が持たない・・・。


私は、ただ生きたいだけなのだから・・・。













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